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【人屋根・hitoyane】人の営みの上にかかる屋根。『会う』『企てる』『食べる』そんな、にっぽうの家で体感する『今日』が生まれる家です。

はじめて
町の人が、
書いてくれた
にっぽうです。

こんばんは。

 

本日は、先日にっぽうの家で行われた

イベントの主催者の方のにっぽうをお届けします。

 

 

今回「話したい、知りたい、教育のこと。」というイベントをにっぽうの家で行わせていただきました。

 

「日常が5ミリ変わる出会いを作る」なんてコンセプトを掲げていますが、主催した動機は「みんながフラットに話せる場があったらいいのにな」というシンプルなものでした。

 

わたしは上士幌に来て3年目になります。

上士幌の暮らしは行動範囲が狭いので、顔見知りの人が増えます。「あそこで働いている〇〇さん」だとか「普段仕事でお世話になってる△△さん」だとか。

 

それゆえ、人と深く関わる前に肩書きや職業のラベルを無意識的に張ってしまうこともあったりして。わたしは移住してきた身なので、「移住者」とか「町民」とか、そんなふうに自分や周りにラベルを貼ったりもしていました。ラベルってわかりやすいけど、そのせいでコミュニケーションが分断されることもあるな、と正直感じています。

 

人の本質って、張り付けられたラベルではなく、ラベルを剥がした先にあるその人が考えていることや大事にしている価値観のような、「その人らしさ」の部分に本当はあるはずで。

そして「その人らしさ」に触れられる機会があれば、人生の小さなヒントをもらえたり、前に一歩進む勇気がもらえたり、なんていう素敵なことが生まれるはず。

 

そんなコミュニケーションが生まれるようにと願いをこめて、今回の場を作ってみました。

 

ちなみにテーマが「教育」だったのは深い意味はなく、たまたま教育関係の仕事をしている友人がにっぽうの家に泊まるという話を聞きつけ、トークゲストとして喋ってもらうことにしたからです。宿泊者にも参加してもらったら、更にごちゃ混ぜの場になって面白いなと思ってお願いしました。

話のとっかかりとしてテーマを設定していたけれど、仕事の話や教育の話だけじゃなく、彼らがどんなことを考えて生きてきたかとか、大事にしていることは何かとかが、少しでもトークから伝わっていたらいいなと思います。

 

フリートークの時間は、普段町内の居酒屋では混ざり合わないだろうと思う人たちがにっぽうの家のリビングで話しているのを見て、勝手に嬉しくなっていました。

 

にっぽうの家のリビング、本当に家みたいで大好きなんです。

ここ数年オンラインイベントも増えましたが、音や匂いや光が存在している空間で実際に集まることを、ちゃんと大事にしたいなあと改めて思いました。

 

このイベントは「話したい、知りたい、〇〇のこと。」というシリーズでしばらくやってみたいと思っているので、少しでも興味を持ってくれた人はぜひぜひ訪れてみてほしいです。

いつでもどなたでも、大歓迎です!