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【人屋根・hitoyane】人の営みの上にかかる屋根。『会う』『企てる』『食べる』そんな、にっぽうの家で体感する『今日』が生まれる家です。

自分にとっての
豊かさを探して、
人は死ぬまで
考え続けていい。

みなさん、こんにちは。

今日は、むしろ“忘れられないこと”をご報告します。

 

昨日、「にっぽうの家 開業イベント」として

オンラインのイベントが行われました。

 

この家の発起人である

無印良品の家の川名常海さん。

 

この家の名付け親であり、

コンセプトを一緒に作った松浦弥太郎さん。

 

僕を含めた3人でのイベントを行いました。

 

イベントの中で、本当にたくさんの話をし、

全ての話が、ずっと心に置いておきたいものばかり。

 

ご参加いただけなかった皆さんにも、

必ずご覧いただけるように方法を考えておきますね。

 

そんな様々なお話の中で、

むしろ忘れられないものを

今日は報告させていただきます。

 

それはこの家の、正しい在り方について。

松浦さん曰く、

それは「考え続けること」である、と。

 

考え続けることを肯定する場所、

考える、ということに重きを置く家。

 

昨日の対談は、3人が考えを巡らせながら、

そこで交わされる言葉が、まるでボートについた

スクリューのように折り重なっていき、

思考の深海へ潜っていくような体験でした。

 

言葉は、どんどんと開いていきます。

 

「働く」について考えるということは、

つまり、何を「豊かさ」だと考えているのか

確認する行為なのではないか。

 

だとしたら、「にっぽうの家 上士幌」に

「働く」をきっかけにして訪れる人たちが、

家からもたらされるべきものは、なんだろう。

 

それは考える時間だと定義できます。

訪れた人が考える。会社の同僚と考える。

僕と考える。町の人と考える。考え続ける。

 

家の人間として存在する私たちは、

ここで答えを出すのではなく、

問いを投げかけることができるかもしれません。

 

例えば、決して「何になりたいか。」とは聞かず、

「どんな人間になりたいか。」と聞く。

 

叶う、叶わないの議論ではなく、

自分の中にある「豊かさ」に目を向けるための問い。

 

その問いによって、

考えるというエンジンは、

かかり始める、と思うのです。

 

「つまり人は、死ぬまで考え続けていいんです。」

 

松浦さんの言葉には、いつも赦されてきた感覚があります。

昨日も、また1つ赦された気がしました。

 

少しこの家の役割、この家だからこその価値が

見えてきた気がしました。

 

素晴らしいお話と話してくださったお二人。

それをわざわざ聞きに来てくださった皆さん。

 

本当にありがとうございました!

 

また報告しますね。

それでは。