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【人屋根・hitoyane】人の営みの上にかかる屋根。『会う』『企てる』『食べる』そんな、にっぽうの家で体感する『今日』が生まれる家です。

植物が好きな人は
植物を見ている人。
好きなものが増えると、
目に見えるものが増える。

みなさん、こんにちは。

今日は、コインランドリーからご報告します。

 

お泊まりいただいたお客様の、

使用されたタオルを洗いに

コインランドリーに来たついでに

にっぽうを、書いています。

 

にっぽうの家は、清掃だったり、洗濯だったり、

全てを自分たちの手でやっているわけではなく、

多くの方の手を借りて運営していますが、

だからと言って、全てを他人に

委ねているわけでもありません。

 

自分で手を動かすことも、忘れたくないですよね。

幸い、上士幌には「カミシホロランドリー」という

素敵なコインランドリーがあるので、僕でも簡単に

大きな物の洗濯を、行うことができます。

 

ぐわんぐわんと音を立てて、

タオルを洗濯する大型の洗濯機の音を聞きながら、

思ったことは「知ること」について、です。

 

こうして自分で洗濯してみると、

わかることがあります。

 

この量のタオルを扱うには、

これくらいのお金がかかるんだな。

 

これくらいのタオルを、

洗濯して乾かすには、

こんなに時間がかかるんだな。

 

日差しで乾かすのと、

乾燥機で乾かすのだと、

手触りや仕上がりに、

こんな違いがあるんだな。

 

知ることで、洗濯や乾燥、

タオルを扱う、仕上げることを

考えるようになります。

 

そうすると、ふと家のタオルや

ゴルフ場に大量に置かれたタオル、

友人にふと差し出されたタオルに

目がいくようになって。

 

反対に言えば、今までは見ているようで

見てなかったんだな、と気づくのです。

 

そんな風にして、「にっぽうの家」の仕事を通して、

多くのことを知る機会をいただけています。

 

例えば、家にある観葉植物。

寒い時期に送ってもらうと、

輸送中に植物が枯れてしまうかもと思い、

札幌まで車を走らせて、買い付けに行きました。

 

そして、札幌でたまたま知り合った

花屋さんにたくさんのことを教えてもらい、

多くの植物に触れ合いました。

 

そうすると、その頃から

町にある花や木、カフェに置いてある

植物に気がつくようになります。

 

ふと、にっぽうを書いている画面から目を離すと、

コインランドリーにも、立派な植物がありました。

 

この子は元気だな、土が乾いていないかな、

育てるのが大変そうだけど、きちんと手入れがされているな、

曇っているから可哀想だな、十勝って乾燥しているんだな。

 

にっぽうの家にある植物を、

毎日見るだけでも、知ることがたくさんあります。

 

知ることは、考えることの

きっかけになる。

 

知るということを大切にすれば、

考える時間を生活に生まれる。

 

やってみることで、知ることでできて、

そこから考えが生まれる。

 

忘れずに今日も、

にっぽうの家を、気持ちの良い場所にします。

きっとまた、様々なことを知ることができるので。

 

また、報告します。