無印良品の家が、
上士幌に完成した。
でも、本当にたつのは
これからかもしれない。
みなさん、こんにちは。
今日のにっぽうは、想像力についてご報告します。
ある日、町の方からお話をいただきました。外のお庭で、マルシェをしよう!出店を並べて、美味しいものをつくる。町の人や町外の人に食べてもらいたい。
裏の敷地に広がっているだけの庭に、にぎわう町の人たちの姿が想像できました。最初から、その想像をしていた町の方と、イメージを共有していきます。その日から、マルシェでにぎわう庭が、僕たちにとって、小さな夢になりました。
またある時は、町外から訪れる人がいました。家全体を貸し切って、友人のためのパーティをしたい。結婚した二人を友人たちと祝福したい。ウッドデッキで座る二人を、こうやって窓から眺めたりさぁ。
にっぽうの家の広い窓が、その人には家の中からウッドデッキに座る夫婦を祝福するように見えたのだと思います。僕も同じように窓からウッドデッキを眺めたら、今まで想像もしてなかった景色が、少し見えてきました。
そんな素敵な時間が、この家に流れるのか。また小さな夢ができます。
ただ、真っ白で美しく建っている無印良品の家が、この土地にできたからこそ、出会えた人たちによって、使われていく。道具としての機能美が備わっていきます。
まだ、なにもない土地だった時に、この場所にきた際には、設計図を片手に建つ家を想像しました。
建物が建った今は、様々な人の想像力に同期する形で、いろんな「にっぽうの家 上士幌」の姿を想像しています。
これからも、様々な人の想像力によって、この家で忘れたくない今日を、生きていきたいです。
また、報告します。