朝からなにも
食べていない友人の、
夕食を遅らせた
あの店の大盛り。
みなさん、こんばんは。
お昼ご飯を食べに、
近くの「一休」さんというお店に、
行きました。
レストランと喫茶店の間のような、
落ち着いた雰囲気の、
料理の美味しいお店です。
いつも注文するのは、
鉄板の上に盛られてくる
ナポリタン。
少し甘いケチャップの味付け。
しっかりと味のついたベーコンと
みずみずしい玉ねぎが
絶妙のバランスなんですよ。
熱々の鉄板から直接口に運ぶ。
はふはふ言いながら止まらなくなって。
途中にチーズやタバスコをかけ忘れるくらいです。
たまにはナポリタン以外のものを
食べよう!と腹を決めていくのですが…
気がつけば、
ナポリタンを頼んでしまう。
もちろん、他のメニューも
本当に美味しいですが…
今日も結局、ナポリタンでした。
お店のお姉さんが聞いてくれます。
「普通盛りで、いいですか?」
僕が少し思い出したように笑いながら
「はい、大丈夫です。」と応えると、
店のお姉さんからも、少し笑顔が溢れました。
お互いに、この間のことを
思い出したのだと、わかりました。
この間というのは、
つい2週間くらい前のこと。
友人がこのお店で、
大盛りナポリタンを頼んだら、
びっくりするくらい量が多くて。
汗だくになりながら、
食べていた友人を見ながら
「大盛りにしなくてよかった…!」と
笑っていた僕を思い出してくれたんですね。
すると、お姉さんが教えてくれました。
「ちょい盛りもできますよ。」
僕は迷わず、
「ちょい盛り」をお願いしました。
これって僕にとっては、
すっごく嬉しいことです。
例えば、友人や家族と
どこかのお店に行って、注文する時に…
「ちょい盛りで。」
って、僕以外の人が頼んだら、
「えっ!」と思わず反応しちゃいます。
普通盛りや大盛りならわかるけど、
「ちょい盛り」という
確実にこのお店にそのシステムがある!と
確信しないと言えない言葉。
このお店を知っているな、と思うと同時に、
そんなお店があるのが良いな、と思うはずです。
僕は東京の下町の育ちなのですが、
僕らの世代でも、そういうお店は
だんだんと少なくなってきた印象です。
チェーン店になったり、世代が変わって、
そういう緩やかな繋がりが、失われてしまったり。
手書きのメニューがタッチパネルになって、
なんなら店員さんとの会話が無い店も増えました。
「ちょい盛り」が出来るお店がある。
しかもそれが、そのお店に通っていくことで
物語としての展開で、生まれたものである。
もちろん、東京にもそういう店はあります。
なにも、この町だけにあるものではありません。
でも、これも上士幌の立派な、
日々の喜びですよね。
この家に来てくれた方には、
「一休」さんの絶品ナポリンタンを
オススメしたいですね。
「かなりお腹が空いているなら、
ちょい盛りがオススメですよ。」
いつか言ってみたいものです。
もしくはお客さんと一緒に行って、
常連ぶって「僕、ちょい盛りで」なんて
言っちゃうかもしれませんが…!
みなさん、真似してください。(笑)
「一休で、ナポリタンを食べたい!」という
最初のお客さんには、僕が奢りますよ。
もちろん、ちょい盛りで。
また報告します。ではでは。